スギモトの人材
お客様を第一に考えて進化する
老舗のプロ集団
其の一 「肉が大好きな”お肉のプロ”の集まり」
スギモトは、一貫した生産から小売までを手掛け、幅広い事業領域をカバーすることで知られています。しかし、スギモトの核心は「肉」に対する強いこだわりです。創業から120年以上の歴史を誇り、スライスやカットの精度、肉の品質判断、そして生産者との緊密な連携は、高品質な肉を作り出す上で不可欠な要素です。
スギモトは、老舗肉屋としての誇りを胸に、常に顧客のニーズを第一に考え、卸売業者向けに適した商品やメニューを提案します。また、消費者のフィードバックや市場の動向を生産者に的確に伝えることで、品質の向上に寄与しています。
其の二 「お肉の学校、ミートアカデミー」
ミートアカデミーは、「社員の方々にサービス・技術・知識向上の機会と自己研鑽の場を与える」という設立趣旨に基づき、立ち上げられました。ミートアカデミーは社内学校という位置付けで、総カリキュラムは実技と坐学を合わせて50時間。期間はおよそ2ヶ月間(毎週1日・8時間)。社員はここで肉の小割りや商品作り、調理などの「技術」、肉の部位について品質・衛生管理などの「知識」、接客や話し方などの「サービス」などを学びます。 「人に教えられるだけでなく、人に教えることで知識が身に付いていく」との考えから、基本的に卒業生が講師をすることになっています。また、公益社団法人全国食肉学校から講師の方を招き、専門的な授業も行っています。
ミートアカデミーの最終目標は、検定試験に合格し、精肉マイスターとしての認定書を授与されることです。業界経験20年以上という肉の達人も参加しますが、皆、少しでも多くの知識・技術・接客サービスを身に付けようと、必至に受講する姿が印象的です。
現在はスギモトグループの従業員だけではなく、お取引先にも積極的にご参加をいただいており、業界内でも評判になっています。人材にかける情熱もスギモトは本気です。
其の三「5S運動で無駄を省き、質と安全の向上を図る」
スギモトでは、食品安全の向上、仕事の質の向上、・作業効率の向上を目的に5S活動を実施しています。「5S」とは以下の5つです。
●整理 いる物といらない物に区別して、いらない物を処分する
●整頓 いる物を所定の場所にきちんと置くこと
●清掃 身の回りの物や職場の中をきれいに掃除すること
●清潔 いつ誰がみても、使っても不快感を与えぬようにきれいに保つこと
●躾(しつけ) 職場のルールや規律を守ること
5Sコンクールを実施し優秀職場を表彰しています。5S運動を通して、良好なチームワークを作り、職場の活性化を目指しています。
其の四 「地元企業として 食育や地域へ貢献していく」
食育活動
スギモトは、食の大切さや食に関する知識をお伝えしていきたいと考えております。2010年より行っている食育プログラムもその一つです。抽選で選ばれたご家族を招待し、ステーキの焼き方やソーセージ作り体験などを開催しています。また『愛知こどもホスピスプロジェクト』の活動にも賛同しお子様やそのご家族様に、ほんのひと時ではありますが、お肉を通じて幸せと感動をお届けするため、店舗の休日を利用して貸し切りの料理教室にも力を入れております。これらの活動は今後もますます力を入れていく予定です。
また、契約牧場である竹内牧場などでは、地域の小学生を招いて、牧場や工場の見学を行っています。地元の大切な産業の現場を体験し、牛の肥育から製品として並ぶまでの一連の流れを学ぶのは、とても貴重な体験になることと思います。
地元への貢献も積極的です。スギモトの本拠地である愛知県は、農業や畜産が盛んな土地で、牛が育つのに適した環境であり牧場も多くあります。「愛知ブランド企業」として、愛知のものづくりの実力を国内外にアピールしていきたいと考えております。近年では「なごや朝大学」へも参画し、料理研究家長田絢氏を講師に「尾張牛」をピックアップした「肉クラス」を開講しました。今後も地元で生産される「みかわ牛」「尾張牛」のブランド牛を通じて、地域の皆様へ貢献していきたいと考えています。
スギモト杯少年野球
スギモトは、この大会を通じて子供たちに負けない心とチャレンジ精神を育んでほしいと願っています。
2015年にスギモト115周年を機に、会社として青少年の育成に貢献するために始まった少年野球大会が最初のきっかけでした。
野球を通じて感動とスギモトのお肉で健康と幸せを提供するコンセプトにぴったりだったため、この大会を開催しています。
参加する子供たちが将来も野球を続け、高校野球、プロ野球、さらには大リーグに進むような夢を持ってもらえることを願っています。
スギモトは、そんな夢を持つ子どもたちを応援し、育てていきます。
其の五 「”スギモトに任せておけば安心” そう言っていただくために」
スギモトが契約している牧場の一つに、三重県多気郡の竹内牧場があります。ここでは一頭一頭と向き合いながら愛情をいっぱいに注ぎ、最高級の松阪牛を飼育しています。現在は、契約牧場は全国各地に20カ所以上ありますが、お付き合いさせていただいているのは、竹内牧場のような肉への情熱を絶やさない牧場だけです。つまりは専門家でありプロフェッショナルであり、スギモトと同じ方向を見て肉に携われる方々のみです。社外に専属のプロがいるのもスギモトの人材力の一つと言えるでしょう。
「肉の良さは等級や銘柄だけではない」これはスギモトのポリシーの一つです。そしてそれを生産者の方にも理解をいただいています。
「芸術品」とも評価される松阪牛や、その他の高級和牛。それを正しく目利きし、消費者の方々へ届けていく。「スギモトに任せておけば安心」と言っていただくために私たちは努力を怠りません。